創立55周年を迎えて

 近江八幡ロータリークラブは昭和33年7月8日に、京都、大津、彦根の3クラブがスポンサーとして、29名のチャーターメンバーでスタートしました。爾来55年、ここにめでたく55周年の記念すべき年を迎えることとなりました。本日ここに55周年記念式典例会を開催いたしましたところ、公私何かとご多用の中、地区からは河本英典ガバナー、多くのバストガバナーの皆さん、津村孝司近江八幡副市長をはじめ、多数のご来賓の方々をお迎えすることが出来ましたことは、私ども会員一同、無上の喜びとするところであります。又、姉妹クラブであります韓国情州RC、夫婦クラブであります富士宮RC、さらに先日創立25周年の記念式典を無事終えられました、びわこ八幡RCの会員の皆さん、ならびに会員ご家族の方々の御出席を賜り誠にありがとうございました。
 5年前に創立後、半世紀を記念し、創立50周年記念式典を琵琶湖上の外輪船ミシガンの船上で開催し、その後の半世紀の更なるクラブの発展を誓ったわけですが、それから早くも5年が経過し、この間リーマンショックや昨年の東日本大震災原発事故など日本にとって社会的、経済的さらに環境的にも危機的状況が招来しました。そんな社会情勢の中、当クラブにも若い方がたくさん入会されましたが、一方ベテラン会員の高齢化に伴い退会が相次ぎ、随分と世代交代が進み、実質会員数の減少を来たしています。クラブとしては新しい時代のクラブヘの過渡期に入っているかと思います。時代のニーズに合ったクラブ作りと活性化を因っていかなければならないと考えています。そこで今年度、私は会長のテーマを「クラブに新風と活力を」として、会員増強を図りクラブに新しい風と活力を注入してもらいクラブを活性化していきたいと考えました。これまで歴代会長のもと、様々な事業が展開されてきましたが、今後も古き良き伝統を守りながら、地域のニーズを敏感に感じ、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、新世代奉仕を通じて地域に対する人道的奉仕活動を実践していきたいと思っています。55周年記念事業として新地区補助金の交付を受け「腎臓病予防キャンペーン」と「健康フェスティバル」の開催、創立40周年の記念事業で近江八幡駅南口広場に植樹された「こぶしの水」の周辺にポケットパークを造成して市民の皆さんがくつろげる憩いの場づくり、ロータリアンの道徳的指標である4つのテストを銘記した石碑の建立、「緑の少年団」に対する活動資金支援等を実施しました。最後になりましたが、本日当クラブ55周年記念式典にご臨席を賜りました皆様方に心から感謝を申し上げますと共に、今後ともクラブヘのご支援、ご指導、ご鞭捷の程宜しくお願い申し上げまして、開会にあたりましてのご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。

2012〜13年度会長 小西 眞