会長スピーチより「相続について」

平家物語のついでに相続の話しをします。
1165(永万元年)二条帝78代は23歳でこの世を去り嫡子順仁(のぶひと六条帝)譲位。清盛は大納言に就き女婿基実を執政に就けた。1166年基実24歳が赤痢で急死、息子基通(もとみち)は7歳と幼い、基実の弟基房(もとふさ)が摂政になる。兄の遺領がそのまま手に入ると思っていた基房は摂関職の1部で大半の荘園は未亡人の盛子のものとなる。11歳の後家を家長に立て所領の大半を相続させることが法的に可能と清盛に教えたのが藤原邦綱という家司。しかし盛子は24歳で早世(後の世で異姓の身で藤原氏の所領を横領したので、春日大明神の神罰が下ったと言われた)