会長スピーチより 「心と体を一体にして生を養う」
心と体を一体にして生を養う
時を経て、歳を重ねて見えてくる景色がある
今なお、今日がおもしろく、明日にときめき、未知の世界に憧れる
よく治療の治を(なおるといいます)治を(おさめる)と解釈します。日本の1千万人が腰痛だといわれる。これは4本足より2本足で直立歩行するようになり、重い頭を抱えて歩くわけですから人間の宿命です。
禅の考えに照らすと[4百4病は体の中にある。外からくるものではなくそれが表にでるだけ]ということになる。
人間は生まれた時から死に向かい、腰痛を始め404病を抱えて生きることが宿命である。これを(治めて)表にださないように工夫して生きていくことが[養生]なんです。治め方は人によって異なります。自分にとって何が一番良い加減なのか、自分の体の声を聴き実感を大切にして、自分に即した健康の心得を持つことが大切です。
満ちれば欠ける。育てれば崩れる。変化を実感することが肝要
年齢を重ねて分かること、見えてくることがある
生き続ける価値がある
(五木寛之 1932年生まれ 直木賞受賞)
第54代会長 谷口 弘